2023年秋旅行として奈良県へ1泊2日の家族旅行に出掛けてきました。親子三世代での二日間楽しめたと思います。
ぜひ同じように奈良旅行を楽しむ方の参考になればと思います。
旅行を通じてお義父やお義母さんときっと仲良くなれますよーっと。
奈良観光は奈良公園中心にお散歩気分で楽しもう
奈良観光の中心は奈良公園にあり。立地的な面でもアクティビティの面でも奈良公園は外せません。
奈良は歴史上、東大寺、興福寺、春日大社といった有名な寺社仏閣が広大な土地を所有しています。寺社仏閣が所有する広大な敷地の間を奈良公園がカバーしている格好です。
下記は奈良県HPにある奈良公園の説明についての画像をお借りしました。緑の部分が奈良公園となります。
春日大社(画像真ん中上)、東大寺(同左)、興福寺(同下)の間を縫うように緑が塗られています。
結果的にですが、奈良公園を大きく囲む形で春日大社、東大寺が展開されているので、有名な寺社仏閣に向かうには奈良公園を縦横無尽に移動することになります。
奈良は近鉄奈良駅が便利
寺社仏閣、奈良公園を中心とした観光エリアと、食べて、呑んで、買いものを楽しむ「ならまちエリア」に別れています。
どちらにもアクセスしやすいのが近鉄奈良駅(マップの左上)。
食べ処、お土産処のひがしむき商店街が目の前(マップ左のオレンジのたて線)、興福寺(オレンジたて線右)へもアクセス良好です。
JR奈良駅はマップから更に西側に位置しており、近鉄奈良駅までバスで10分程度でしょうか。
残念ながら奈良ではJRではなく近鉄が好立地を抑えている格好です。
大阪から向かうならば、出来れば難波や上本町から近鉄へ乗り換えた方がよいでしょう。
ひがしむき商店街
さて、ここからは親子三世代で楽しむ奈良旅行プランです。
まずは奈良観光スタート地点として最適スポット、近鉄奈良駅前から。
親子三世代の旅行は午前中のスタートが吉です。10時半とか11時には到着、行動を開始したいですね。
いきなりの寺社仏閣巡りよりもまずは旅行気分を盛り上げるためにみんなが会話しやすい商店街で食べ物やお土産を見て回りましょう。
関西によくあるアーケード式の商店街。奈良漬けや柿の葉寿司といった観光客向けのお店や、八百屋さんや婦人服店など地元向きのお店もあり新鮮に楽しめますよ。
奈良漬けといえば山崎屋でしょうか。本店はたくさんの人で賑わっていました。
ほかにも奈良の土産物を集めたスペースもあったり。
サツマイモチップスハロウィン版を購入しました。小腹が空いていたし可愛いし、食べ歩きにもぴったり。美味しかったですよー。
ランチは有名店よりも静かな雰囲気の和食をチョイス。
ぷらぷら商店街を進むと、そろそろお腹が減るころに。ランチをしてから寺社仏閣巡りにしましょう。
寺社仏閣エリアには食べ処が少なく混みがちです。「ならまちエリア」で食事した方がよいかと思います。
イタリアン、フレンチでインスタ映えするお店も多い奈良。
ですが、ここは親の立場で考えたいところ。
親世代は有名店とか知らないし古都奈良にマッチしたお店が無難でしょう。
そうするとイタリアンなどの「洋」よりも古都に想いを馳せるべく和食をチョイス。できれば静かめなお店を選びたいですね。
義父様、義母様の若かりし頃のデートや、子どもといった観光地の思い出話を、静かで落ち着いた雰囲気のお店で伺う方が無難かと(にぎやかなお店は話すだけで体力使うから。。。)
定食は安っぽいし、コースはtoo much。時間と支払いも掛かります。
御膳がある店格のお店がベター。
そこそこのお値段で食べログ評点とRettyコメントのトリプルチェックでクリアするお店ならば安心して問題ないでしょう。
今回、商店街の中にある「折衷旬彩 香月」さんを利用。
食べログ評点3.3、Retty投稿でもexcellentとBestコメントが並んでおりました。
お刺身定食を注文。刺身の他にサラダと味噌汁、赤米?で1580円ナリ。
新鮮でおいしいお造りでしたが、旦那様にはちょっぴり少な目かもです。
アルコールが進み過ぎると午後が大変なので、瓶ビールで饒舌になってもらう程度に留めましょう。
ただし、小学生低学年未満の方はお断りされるかも知れませんので注意が必要です。
食後の消化と散策がてら徒歩移動
商店街と奈良公園や寺社仏閣エリアの間を「ならまちエリア」へ。
商店街から近鉄来た道へ戻るのはつまらないので、少し脇道に入ってお寺へ向かいましょう。
古都っぽい建物が並んでいたり、おしゃれなお店があったりと目で楽しみつつ、子どもと親が手をつないで散策する姿を楽しめることでしょう。
興福寺
ならまちエリアから興福寺へ向かっていくと猿沢池に出会います。向こうに見える五重塔(国宝)と若草山です。
若草山と五重塔、池をバックに家族3世代で写真を撮ると思い出に残る撮影スポット。ぜひ、一枚どうぞ。
我ながらいい写真です。
近鉄奈良駅に一番近い寺社仏閣ですが敷地が広いので本堂までそれなりの距離があります。
広大な敷地内で際立って大きな中金堂。入口から堂内まで結構距離があるので夏場や冬場はご注意ください。伺ったタイミングでは人影はまばらな様子でした。
興福寺中金堂。
「興福寺」という名前は知らなくても「阿修羅像」は聞いたことがあるはず。
凛々しいお顔が素敵です。ほかにも金剛力士像(阿形、吽形)や仏頭も拝観することが出来ます。
国宝・重要文化財を一堂に拝観出来るある意味お得なスポット。
子どもは藤原不比等の名前を発見して大興奮でした(興福寺を開基した)。
館内は収蔵物保護の観点から夏場は涼しく冬暖かく、照明も抑え気味。大きな会話も禁止されているので、義父、義母との接点も必要最低限です。解散するまでずっと一緒ですからね。リラックスタイムは必要です。
そんな素晴らしい国宝館、大人700円、小学生300円です。
ぜひ、興福寺国宝館へ。
春日大社
興福寺から奈良公園を経て、若草山方面に抜けていくと現れる春日大社。
木々や鹿、広い道が続くので、春・秋の季節だと気持ちよく向かうことが出来ます子どもは鹿と戯れたり、芝生を走ったりと、奈良にゆかりがなくとも、親子三代で会話も弾むことでしょう。
参道入口の看板です。参道から更に歩きます。御本社まで徒歩10分とありますが親子三世代だと20分掛かりました。
長い参道を歩きます。道が広いので「人をよけて歩く」がないのがいいですね。
20分程度歩いて御本社到着です。日曜日の午後に伺いましたが、海外からの旅行者が大半でした。
行きは気持ちよいですが帰りはバスの利用も検討を。市街地まで遠いのです(近鉄奈良駅まで約2キロ)。帰りは疲れているし、親御さんのことを考えると疲れを蓄めない方がよろしいでしょう。
コスパてきにぐるっとバス(巡回バス)が100円で乗車できます。
親子三世代だから夕方からゆっくりお宿で過ごそう
歴史ある観光地だとどうしてもたくさんの名所をまわりがち。でも、今回は親子3世代の旅行です。
春日大社をお参りして、お茶でもするとそろそろ宿に向かいたいところ。
親の体力を踏まえて、早めにお宿にチェックインを。
ホテルのチェックインの目安は4時半までに。食事前の風呂と仮眠の時間を確保出来れば、夕食までに体力回復、疲れた食事ではなく元気よく楽しい夕食となることでしょう。
あと、お風呂はお部屋のお風呂ではなく大浴場がある旅館にしましょう。
旅行に来れば大きなお風呂で疲れを癒せるのが楽しみのひとつ。
親世代だけでなく我々現役世代も同じでしょう。
出来れば、露天風呂があれば更にグッド。
大きさは問いません。露天風呂があることにバリューがあるのです。高級感がグッと出ます。
そんな我が家の今回のお宿は、奈良 万葉若草の宿 三笠で宿泊させていただきました。旅館には17時過ぎ到着です。
こちらのお宿の詳細については別途まとめてみたのでよろしければどうぞです。
若草山の中腹になるこちらの旅館。ロビーのラウンジからは奈良市内が一望できます。
お部屋はシンプルな10畳タイプ。
夕食は個室で頂きました。周りに気兼ねなく夕食を楽しめました。
夕食は和牛懐石と旬の和懐石(お魚メイン)から選びます(宿泊日の前日までに選択)。
奈良の地酒の飲み比べセット。
日頃の疲れを癒すのも今回の旅行の目的としましょう。朝もゆっくり過ごす時間配分で。
食事は7時半、もしくは8時から。チェックアウトも10時でよいでしょう。
食事前にみんなで朝風呂に入ってからお食事を頂きます。
今回の旅行でも朝食は朝8時、食後に軽くコーヒーを一緒に楽しんで10時チェックアウトがちょうどいい。時間にゆとりを持って売店でストールなんかを義母へプレゼント出来ちゃうと親子の距離感がグッと近くなりますよ!!
東大寺
チェックアウトして送迎バスに乗り込みます。
奈良 万葉若草の宿 三笠のいいなと思ったのが、帰りの送迎バスで東大寺最寄りで降車させてくれます。荷物は近鉄駅前にある案内所まで届けてくれるので最終日も手ぶらで観光ができちゃいます。
奈良の大仏さんという愛称で世界的にも知られている東大寺の大仏。社殿は木造建築物で世界最大と大仏の大きさに合わせて作られております。
東大寺の中門です。今回はちょうど「東大寺開山良弁僧正1250年御遠忌慶讃」が行われており中門から入れませんでした。
が、なかなか見れない東大寺を見ることが出来たのでよいタイミングで訪れることが出来たと思っています。
こちらもたくさんの人手がありました。
中国、韓国、東南アジア、中東、ヨーロッパ、アメリカと多種多様な方が来られていました。
レンタカーよりもバスが吉
当初はレンタカーを借りてもいいかなと思ったのですが、借りなくて大正解でした。
繰り返しになりますが、奈良の観光は奈良公園を中心に点在しているものの、車で向かうほどの距離でもない
歩ける距離。バスもあります。というか、レンタカーは駐車場が悩ましく自転車や徒歩も多くリスク大です。
まとめ
親子3世代での奈良旅行でした。
繰り返しですが、奈良公園中心の観光なので徒歩で。欲を出して詰め込みすぎない、が肝要です。
近畿圏の古都観光は京都が強いですが、昨今のオーバーツーリズム問題を考えると親子3世代での旅行にはリスクがあります。
例えば、簡単な食事でも待たされる、人が多いので歩きづらい、そもそも宿泊単価も上がっている。。。
奈良は比較的歩道が広いこと、公園が観光の中心なので、移動のストレスはありません。ベビーカーの取り回しも奈良はらくちんです。
有名どころの観光地は比較的近い場所に集約されているので、コンパクトに楽しむことが出来ます。
旅館は数は少ない感じも知れましたが由緒ある旅館も多く、楽しむには十分かと思います。
季節的によい季節だと思うので、これから奈良旅行を予定されている方、検討されている方の参考にしていただければ思います。
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